AIを活用してブログ記事を書くということ~「AI実践道場 10日間の感想 」でのAI活用法~

前記事は文章生成AI(主にChatGPTとClaude)を活用して執筆しました。ここでは具体的にどのように活用して記事にしたかを備忘録として書いておきます。

前の記事「AI実践道場」10日間の感想はこちら↓

1:記事構成案をつくってもらう

今回の「AI実践道場の感想文を書く」は、AI実践道場Day10で与えられた課題でした。ですので、まずは課題に沿ってAIにプロンプトを入力しました。

「私はこれから「AI実践道場」という講座の感想文の構成を作ろうとしています。 AI実践道場とは、AIを業務に活用する方法を学ぶ講座です。 魅力的な感想文の構成を作るために、対話によって私をリードしてください。」

「私はこれから「AI実践道場」という講座の感想文の構成を作ろうとしています。 AI実践道場とは、AIを業務に活用する方法を学ぶ講座です。 魅力的な感想文の構成を作るために、対話によって私をリードしてください。」

ー実践AI道場 Day10 https://ai-writing-encyclopedia.com/lesson/day10/#index_id1

Day10までの講座を通して、ChatGPTのほかにClaude、Gemini、PerplexityAIという全部で4種類のAIエンジンを使用した中で、私はClaudeが一番日本語の文章の生成能力に長けていると感じていました。ただ、Claudeは一日の処理数に上限があり(私が無料プランを使用しているからだと思います)その能力は実際に文章を作るときまでとっておきたかったので、この、構成を考える段はChatGPTを使用しました。実際には「対話によって」リードするところまでいかなかったので、「もっと一問一答形式で質問をしてリードしてください」と追加注文もしましたw

ChatGPTによる「感想文に盛り込むべき内容」

構成の各段落内に盛り込むべき内容

1. はじめに

  • AI実践道場を受講したきっかけ
  • AI実践道場を通して期待していたこと

2. AI実践道場を通して学んだこと

  • AIの基礎知識
  • 具体的なAIツールの活用方法
  • AI活用における倫理的な課題

3. AI実践道場を通して感じたこと

  • AIの可能性と課題
  • AI活用の今後の展望
  • 自分が今後どのようにAIを活用していくか

4. まとめ

  • AI実践道場を受講しての感想
  • 今後の抱負

その他

  • 上記はあくまでも一例であり、自由に構成や内容を変更することができます。
  • 読者の心を惹きつけるためには、自分の経験や考えを正直に、熱意を持って書くことが大切です。
その「内容」に自分の思ったことを加味してAIに作成してもらった「魅力的な感想文の構成」案


導入 目的と動機:AIについて見聞きしたことはあったが、実際にどのように活用できるのかを知りたかったという参加理由を述べます。
期待と不安:講座参加前の期待と不安を率直に表現します。
講座内容の概要 主要なトピック:プロンプトを入力するにあたっての考え方や、各AIツールの違いや特性など、学んだ内容の要点を簡潔に紹介します。
具体的な活動:具体的な活動や演習の内容を記述し、どのように学びが進行したかを示します。
具体的な学び 印象に残った事例:ゴールシークプロンプトや他の印象に残った学びを具体的に述べます。
エピソード:特に記憶に残るエピソードを共有し、感情や気づきを詳細に表現します。
感想と成果 驚きや発見:AIが思った以上にきちんとした日本語に対応していることや、ファクトチェックの重要性を再認識したことを述べます。
具体的な成果:講座を通じて得た具体的な成果や変化を示し、どのように実生活や仕事に役立ったかを説明します。
まとめと今後の展望 総括:講座全体を通じた総括と感謝の意を表します。
未来への抱負:「正しくAIを恐れる」ことを忘れずに、AIの利用価値について考え続けるという今後の展望を述べます。

2:メモ書きを文章に変換 ~思考のスパイラルを加速~

こちらもDay10での課題に沿ったプロンプトです。構成案をつくってもらった一方で、私が講座を受けて感じたことをメモ書きし、それを構成に沿った形で文章に整形してもらう作業をAIにしてもらいました。ここからは”文豪”Claudeの助けを借りました

作成した構成を好きな執筆ツールにコピペしてください。その後、各段落内で盛り込みたい内容を箇条書きで列挙してください。(中略)その後、課題2と同じチャットで以下のプロンプトを実行してください。(中略)
「以下は感想文のメモ書きです。 適切なタイトルと見出しをつけながら、これを3000字程度の文章にしてください。
(メモ書きを貼り付け)」

ー実践AI道場 Day10 https://ai-writing-encyclopedia.com/lesson/day10/#index_id2

個人的には、このときのAIの処理が一番衝撃でした。

AIが「文章の構成」と「構成を無視して書き散らしたメモ書き」を合体させて箇条書きではない流れのある文章の形に一瞬にして落とし込み、自分が何もせずともブラウザ画面がスクロールされていき、出来上がった文章がタイピングされていく・・・様子をみていた私はあっけにとられた顔をしていたと思います。

もちろん、出来上がった文章には「いや、そんなことは書いてない」とか「そこまで大げさな思いはしていない」とか突っ込みどころはありましたが、(えてしてAIの作成する文章は風呂敷を広げる方向になりがち)たとえ出来上がった文が、メモにした時の自分の感想と違ったとしても「そうでなくてこうだよ」という風に「文章の形で訂正できる」足がかりになります。つまり、散文や断片的な思いつきにすぎなかった考えが、AIから流れやまとまりをもった思考になって返される、そこから、先ほど気づかなかった新たな考えやアイデアを思いつくことができる・・・こういう思考のスパイラルを加速される効果を、この作業を通して感じたのでした。

3:記事を読みそうな人物像にささるタイトルをAIに考えてもらう

今回の感想文はSEOを意識したものではありませんが、せっかく実践AI道場で、SEO記事の作成についても学んだので、今回も「この感想文を読みそうな人」をAIに予想させてみました。

AI実践道場に興味をもち、この感想文を読みそうな人物像を挙げてください

🗒️ Answer

  1. AIに関心があり、実践的なスキルを身につけたい社会人や学生[1]
  2. AI開発や活用に携わる企業の従業員や経営者[2]
  3. AIリテラシーを高めたい教育関係者や研究者[3]
  4. ブロガーやコンテンツクリエイターとして、AIを活用したい人[4]
  5. AIの倫理や法律面に関心がある専門家や学生[3]
  6. 地域の産業振興やイノベーションに関わる行政関係者[2]

これらの人々は、AI実践道場での経験や学びを通じて、自身のスキルアップや業務改善、新たなビジネス機会の創出などを期待していると考えられます

人物像についてのヒントが得られたので、それにあわせてタイトル案や文章導入部分の案をもらい、採用したり適宜リライトしたりして記事をブラッシュアップさせていきます。文章を作成したチャットの続きでこの作業プロンプトを入力することによって、AIが「あー、今つくった文のことね」と理解してくれるのも助かりました。(入力の途中で思わずエンターキーを押してしまい、「あっ!行ってしまった~!」という場面もあったのですが、なんとかなることが多かったです)

具体的には以下のようなプロンプトで、自分の書いた文章を書き直してもらったり、語句の言い換えの提案をもらっていきました。その過程で「あ、こういうことも織り込みたい」というセンテンスが生まれていったことも。

総じて、AIを使うというよりは、AIの助けを借りながら自分とAIで共同作業をしている、という感覚でした。

入力したプロンプトの例:

今挙げた人物像が添付の感想文を読んだときに、「AI実践道場」を受講したくなるように、構成や見出しを適宜追加し、文章の長さを調節するなどして感想文をリライトしてください。


あなたはSEOに詳しいWebライターです。添付のブログ記事を本文とする場合、それを読みたくなるような導入文を作成してください。

あなたはSEOに詳しいWebライターです。以下の文章1,2を比較し、よりよいと思える文章を選択してください。また選択した理由も記述してください。 ##文章1##文章2

一方、「いくらAIが提示してくれたちょっとイイ感じの表現や文章だとしても、自分が本心からしっくりこない部分は採用しない。自分の感性に沿うようにリライトさせたり、AIの助けを借りずに自分の言葉にする」ということは意識しました。表現がちょっと翻訳文ぽくて嫌、とか、ありがちな構文で自分好みではないな、と思った部分もここで訂正しました。

最後に、どうしても全体を通して読んだときにひっかかったり気になる部分ーそういう、「ちょっとした違和感」を、AIの助けを借りずに訂正していきました。同じ語句の繰り返しや、文末の言い回しの統一性だったり、句読点の加除などの、主に細かい部分です。

まとめ

こうして振り返ってみると、AI実践道場で学んだことを活かしながら、実際にAIを使って記事を書いていく過程そのものが、また新たな学びになっていたことに気づきます。AIの力を借りることで、アイデアの整理や文章の構成がスムーズになり、思考の幅が広がっていくのを実感しました。

同時に、AIが生成した文章をそのまま使うのではなく、自分の言葉や感覚でブラッシュアップしていくことの大切さも再確認できました。結局のところ、AIはあくまでツールであり、最終的に読者に届けたいメッセージや感情を表現するのは、やはり私たち人間なのだと思います。

私はブログや日記を書くとき、自分にとっては既知のことを読者にわかるように説明する段がどうも苦手です。そこを面倒に感じてしまうがゆえに、記事を書く筆が進まないことがままあります。これからはそういう時にも、AIが大きな助けになってくれると感じました。

現に、前記事の「感想文」やこの記事は、執筆するのがとても楽しかったです。実践AI道場でも触れられていましたが、「自分の頭の中にしかないアイデアや感情を、他人にも伝わる作品化する」ことは、クリエイティビティあふれる魅力的な作業です。自己表現の手段としてAIを活用することは、この魅力的な作業に手軽に取り組むことのできる、便利な道具を手に入れたこと。そんな風に感じました。

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