出産以外は入院経験のなかった、50代会社員事務職が
オウハンエンコウという眼の病気にかかった時の話です。
退院後1年半経ちましたが、白内障併発。こんどは「シロ」の手術をすることになりました。
退院後の定期健診 そして白内障発症
入院記(9)でも書いたように、手術後は感染症を起こしていないかチェックするために頻繁に通院の必要があったものの、感染症もなくなり、網膜の状態もOKだということになってからは、3か月に一度の定期健診のみになりました。
手術したほうの眼の視力は、最低でも半年ぐらいは安定しない、と言われていたので、視力が戻ってこないことに関しては「まあそうだろうな」ぐらいにしか思っておらず、そもそもあまり期待もしていませんでした。しかし、半年過ぎても、手術以前のコンタクトをしても、イマイチ見えている気がしないのです。果たして視力検査でも思うような数値は出ず、診察によると「白内障ですね」ということでした。
白内障、というとイメージとしては「視界が白く濁る」だと思うのですが、私の場合、濁らずともただただ視力が落ちる、というタイプのものらしいです。確かにいわゆる「メガネが曇ったような白っぽい視界」ではなく、「単にもろもろぼやけている」という感じです。でも、白内障は白内障。折を見て水晶体にレンズを挿入するという手術をしないと、視力の改善は見込めないとのことでした。
こんどは白内障手術
正直、「えー、また手術?」と思いました。
前回の手術では、手術そのものよりも、その後2か月ほどスポーツが出来なくて「つまんなーい」という方が堪えた私。実際、手術したほうの眼はここ数年もともと見えてなかったものだし、我慢できるほどの落差は感じなければ、しばらくこのまま騙し騙し生活するのも悪くはないかな、とも思いました。実際そのまま1年ぐらいは定期健診するものの「手術はまだ良いです」と医師に伝えておりました。
それでもですね。数か月前に比べると「あれ、やっぱり視力落ちたかも」と思うことが増えてきたこと、明らかに夕方以降の見え方が落ちてきて、このままでは夜間の運転が自分でも怖いなと思ったこと、お医者さまからはっきりと「手術以外での視力の回復は望めません」と念押しされたこと。
そんな数々のきっかけがあり、黄斑円孔の手術後約2年弱、白内障の手術を受けることにしました。(保険の関係で、今年度末までに手術をした方が、給付される金額が多そうなことも実は大きい・・・!)
「以前の手術に比べれば時間も短いし簡単なので楽勝ですよ」みたいなトーンで説明をされたのですが、そして、そんなに眼の手術に対しての恐怖感はもともとない私ですが、それでも「水晶体を取るときにちょっと痛いかもしれませんねえ」と言われたことがズーン、と静かに心の奥に存在感を放っている今日この頃です。手術日まであと1ヶ月。